「NPO法人 自然を愛する会JOC」について

        NPO法人 自然を愛する会JOC 理事長 齊 藤 誠 治

 

1、自然を愛する会とNPO法人自然を愛する会JOC
 自然を愛する会は、43年前にアウトドアの仲間で立ち上げたグループで、新屋敷の㈱シェルパを事務局としています。会の代表者は、阿南誠志です。現在、登録会員数は3000名を超え、自然と共に育ち、自然と共に生きる、「共育」・「共生」を願いに、登山やキャンプといったアウトドアをベースに、会員相互の親睦や社会奉仕活動・国際交流事業をはじめ、様々な活動を行っています。NPO法人自然を愛する会JOCは、その組織の中の1つになります。会の活動30年を節目に、青少年育成事業担当委員会だけをNPO法人に組織変更したのが今の形です。

 

2、NPO法人 自然を愛する会JOC(ジュニア アウトドア クラブ)の組織
 運営は、社会人の理事13名による毎月最低1回の協議(理事会)により行っています。下部組織として、大学生キャンプリーダー部会(キャンパーズ)があり、大学の枠を超え現在約60名の学生が所属し、私達の活動に青少年ボランティアスタッフとして参加し活躍してくれています。会員は、私共の主催事業に参加される方やその御家族を指し、キャンプに申し込む時点で入会をして頂くことになります。会員の資格・有効期限は、入会時の年度末です。会員の皆さんには、会報や主催事業の案内をお届けしています。

 

3、NPO法人 自然を愛する会JOC(ジュニア アウトドア クラブ)の主な活動
 主催事業としては、春・夏・冬の学校が休みの時期に行うシーズンキャンプや1年を通じて行うHNS(ヒューマンネイチャースクール)こどもエコクラブ、清掃奉仕や歳末募金活動を行っています。
特に夏に行う「参勤交代・九州横断徒歩の旅」は、2014年に35回(35年目)の節目を迎え、これまでに述べ約6400名の子ども達が参加しました。HNSでは、毎月1回第2週の土日を利用し、県内各地に出かけ、最近やらなくなった様々な自然体験活動をふるさとの豊かな自然の恵みの中で行っています。3月には、21期生が修了式です。
 支援事業としては、学校での学年活動・学級活動、地域での子ども会活動への指導者派遣、講演会研修会等への講師派遣、他団体への活動支援等を行っています。
 特に熊本市の青少年課や市教育委員会の生涯学習課、熊本県レクリエーション協会・熊本県キャンプ協会・熊本県ネイチャーゲーム協会・日本赤十字社熊本県支部等には、団体登録しており、連携を取りながら、派遣依頼に応じる形で活動を行っています。

 

4、私達が受け止めている子ども達の現状と「これから」
 「生きる力を育む」ということで、教育の現場では様々な取り組みが行なわれているようですが、昔の子どもと今の子どもは何処が違うのでしょうか?食生活が欧米化したことにより体型の変化はあるようですが、本質的な部分は少しも変わっていないように思います。大人が作り出した社会環境の影響をまともに受けているだけで、子ども達は今も昔も子どもらしい部分は何も変っていないように思います。確かに今の子は、昔の子に比べて我慢強くありません。辛抱出来ない子が多いと言われます。しかし、それは大人の都合ではないでしょうか。出来ないのではなく、したことがない、しなくていい、する必要がない、知らないという環境にいるからだと思います。昔の人が創意工夫してきた知恵を含め、私たちが子どもの頃に当たり前のようにやっていたような体験が不足しているだけのようです。体験させ伝えてあげることができれば大丈夫だと思います。
 お陰様で、私達の主催事業や支援事業は、皆様に大変良い評価をして頂いています。これからも、自信と誇りを持って私達は「共育」・「共生」を実践して参ります。どうぞNPO法人 自然を愛する会JOCに御期待下さい。そして共に歩んで下さい。